ニュージーランドには8つのUniversity(国立大学)があります。その全てが総合大学ですが、各大学ごとに医学、建築、工学、法学、農業、ビジネスなど、得意分野を持っています。一方で私立大学はCollegeと呼ばれ、Universityとは明確に分けられています。
Universityは教育の質を保つために専門機関によって管理されているほか、数を増やさないことが政府によって宣言されています。そのため大学間でレベルの差が無く、世界的に見ても評価の高い学校が多いです。
またNZQAの「留学生の生活保障に関する服務規程」により留学生の安全と最低限の生活が保障されていることも、質の良い教育を安心して受けられる要因です。
こんな方におすすめ |
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取得できる学位 |
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ニュージーランドの学士課程は、基本的に3年間です。専攻によっては4〜6年間のコースもあります。
1年は2学期制で、1学期は2月下旬、2学期は7月中旬から開始します。基本的にどちらの学期からでも入学できますが、大学や学部によって異なるため、出願時に確認しましょう。
11月下旬〜2月中旬は長期休暇になりますが、前年の学習で不十分だった科目・単位の補講や学位の短期取得を目的として、サマーコースを受講する学生もいます。
ニュージーランドの大学には入試がなく、合否は高校の成績と英語力、志望理由の書類審査で判断されます。日本の高校を卒業してから進学する場合は加えて、大学出願を目指す生徒を対象とした進学準備コースであるファウンデーションコース(Foundation Course)を受講するのが一般的です。
ニュージーランドの大学では、教養課程を経ずに1年目から専門的な勉強が始まります。現地の学生は高校で教養課程を終えているため、日本からの進学の場合はファウンデーションコースで教養科目の単位を補う必要があります。またファウンデーションコースではプレゼンテーションや、論文作成のための基本的なパソコンの使い方、リサーチ方法など、大学で必要なスキルも学びます。
ファウンデーションコースの入学にあたっても、一定の英語力(IELTS4.5〜5.5相当)が必要です。英語力が入学基準レベルに満たない方は、語学学校などで英語を学ぶ必要があります。
ニュージーランドでは大学の1年次から専門科目が始めるため、教養科目は進学前に修了しておく必要があります。日本の大学1年目の修了は教養課程の修了とみなされるため、1年次を修了している場合はファウンデーションコースを経由せずに大学に出願できます。
ポリテクニックとは、ニュージーランドの国立専門学校です。多くのポリテクニックが大学と提携しており、修了後に大学に編入することができます。
現地の高校から大学に進学する場合でも、合否は書類審査で決定されます。
高校に在学中は、大学進学に必要とされる単位を取得しなければなりません。その代わりに、高校卒業後にファウンデーションコースを受講する必要がなくなります。
大学が定める学力と英語力を満たしている場合、直接の出願が可能です。
英語力は希望する学部・専攻によっても異なりますが、アカデミックIELTS 6.0〜7.0相当が必要です。
大学が運営する学生寮は、留学初年度の滞在方法として一般的です。
学生寮のメリットは、生活に必要な物が揃っていることです。家具が備え付けであったりランドリーが使えたりなど、初期投資が少なくて済みます。また学生の友達が作りやすかったり、家賃が比較的低めに設定されていたりなども魅力です。
デメリットは人気が高く、入居まで待つ可能性があることです。また長期休暇中は閉鎖されることがあり、その場合は代わりの滞在先を探さなければなりません。
現地での生活に慣れるまでの一時滞在先として、一般的な滞在方法です。
メリットはホストファミリーのサポートが受けられ、初めての留学でも安心して滞在できることです。また食事が提供されるため、自炊の必要がありません。ホストファミリーとのコミュニケーションでは、英語力を鍛えられるメリットもあります。
デメリットは各家庭のルールがあることや、滞在費が高くなることです。
一つの物件を複数人でシェアする滞在方法です。ニュージーランドでは一般的で、多くの留学生も留学の途中でシェアハウスに移ります。
最大のメリットは、学生寮やホームステイと比較して家賃が抑えられることです。また住む場所が選べることや、学生寮やホームステイに比べてルールが緩く自由度が高いことも魅力です。シェアメイトによっては、学校以外のコミュニティができます。
デメリットは物件探しや契約を自分で行わなければならないことです。シェアメイトと合わないなど、トラブル解決なども全て自力で行います。またリネン類などが用意されていない場合は、初期費用がかかります。