大学留学センター > イギリス大学留学 > イギリス大学留学の特徴・メリット

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世界トップの大学で専門分野を極める

ケンブリッジやオックスフォードなど、世界トップレベルの大学や研究機関で有名なイギリス。イギリスの学位は世界で通用するため、多くの留学生が大学留学先として選んでいます。

イギリスの大学の特徴は、専門性の高い学びです。専攻やコースは細分化されており、本当に学びたいことを選べます。また3年間の学士課程には一般教養科目がなく、最初から専門分野の勉強に集中できます。日本の大学院で行われるような、より専門的な授業も受講可能です。

留学後も海外で活躍したい方や、留学で専門性を高めることを重視したい方にとって、イギリスでの大学留学は非常に魅力的な選択肢と言えます。

イギリスでの大学留学のポイント

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世界最高峰の専門的な教育が受けられる

イギリスの大学教育のレベルは、世界最高水準。大学はほとんどが公立学校で、国の機関によって管理されています。そのためどの大学も教育の質が非常に高いです。また留学生受け入れの歴史が長く、サポートが充実しています。

大学の専攻分野やコースの種類が豊富なのもポイントです。自分が本当に学びたいことに集中できます。また学びの内容に伴い学位の種類も多いですが、どれも世界的に通用します。

授業は教養を含めて幅広く学ぶよりも、専門分野を深く学ぶスタイルとなっています。日本の大学で行われるような一般教養の授業はなく、1年次から専門分野の勉強が可能です。
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卒業後に就労可能なビザが取得できる

2021年の夏から実施されるThe Graduate Routeでは、大学を卒業後にイギリスで2年間の滞在や就労ができるビザを取得できます。

他国で長期就労ビザを取得する場合、就職先は学位に関わる職業のみであったり、スポンサー企業が必要であったりなどの制限があります。しかしイギリスの場合、特殊な条件はありません。

こちらのビザはイギリスで長期滞在をしたい方だけでなく、海外就職を目指す方にとって非常に大きなメリットです。2年間の就労では職歴を積めるだけでなく、コネクション作りやスポンサー企業探しができるため、海外での長期就職へのチャンスを高められます。
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現地でインターンシップができる

Sandwich Degree (Course)では、専攻分野に関連する職種で約1年間のインターンシップができます。学士課程の卒業までに4年間かかりますが、学位と職歴の両方が得られます。

必須科目として長期間のインターンシップを組み込んだコースは、キャリアアップや実践的な学びを重視する方にとって非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
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入試がなく、複数の公立大学に出願できる

イギリスの大学の合否は英語力や高校の成績、志望理由で決定されます。ファウンデーションコースを受講してから進学する場合は、コースの成績も合否判定に影響します。

入試がない最大のメリットは、複数の国公立大学に出願できることです。各大学の試験を受ける必要がないため、興味のある複数の大学に挑戦することができます。
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世界基準のイギリス英語が学べる

日本人になじみ深いのはアメリカ英語ですが、国際的なスタンダードはイギリス英語です。そのため世界で活躍したい方やビジネス・アカデミーの分野で英語を使う方は、イギリス英語の習得が望ましいと言えます。

イギリスは本場のイギリス英語が学べるだけでなく、日本人留学生が少ないのもポイントです(ロンドンを除く)。アメリカやカナダ、オーストラリアと比べると英語漬けの環境が作りやすく、意識して勉強すれば高い英語力が身につきます。

イギリスのカレッジ・大学の種類

公立(国立)大学

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イギリスの大学はほとんどが公立学校で、国からの資金で運営されています。教育の質も国が管理しており、日本ほど学校間のレベルの差がありません。

学士課程は3年間です。しかし1年間のインターンシップが含まれる場合(Sandwich Degree)は4年間、医学などより専門性の高い分野は5~7年間の就学期間となります。

専攻やコースは、非常に細かく分けられています。授業は一般教養科目が無く、1年次から専門分野を深く学べます。またリサーチや課題、セミナー、グループワークなど、日本の大学よりも積極性が求められる勉強スタイルが特徴です。
こんな方におすすめ
  • 専門分野を英語で学びたい方
  • 日本の大学よりも専門性が高い勉強をしたい方
  • 積極的・主体的に学ぶ姿勢を身につけたい方
  • 進学や就職に向けて学ぶべきものが定まっている方
入学条件
  • IELTS 6.0〜6.5
  • 高校卒業
取得できる学位
  • Bachelor’s Degree
  • Foundation Degree
  • Diploma of Higher Education
  • Certificate of Higher Education
  • Higher National Diploma (HND)

Bachelor’s DegreeにはSingle Honours DegreeとJoint (Combined) Honours Degree、Ordinary (Unclassified / Pass) Degreeの3種類があり、さらに専攻によってBachelor of Arts(文系)やBachelor of Science(理系)などに分かれます。

イングランドとウェールズ、北アイルランドでは、3年間の学士課程修了時にHonours Degreeが付与されます。しかし成績がHonourに満たなかった場合は、Ordinary Degreeが付与されます。一方でスコットランドでは学位によってコース分かれており、Honours Degreeが4年間、Ordinary Degreeが3年間のコースとなっています。

イギリスの私立大学について

イギリスの私立大学と公立大学には、日本ほど明確な差がありません。教育基準や学位付与の権限はどちらも同等です。

私立大学の特徴は、学生が少なく少人数クラスの学校が多いことです。学生に対して教員の数が多いため、手厚いサポートが受けられます。また学生の将来のキャリアを重視しており、より職業訓練寄りの学びが可能です。さらに私立大学には、2年間で学位が取得できるコースがあります。

私立大学の数は非常に少なく、バッキンガム大学など数校のみです。大学の運営費用は全て学生の授業料でまかなわれていますが、学費が必ずしも公立大学より高くなるわけではありません。また入学条件、取得できる学位の種類も公立大学とほとんど変わりません。

大学院(Post-graduate)

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イギリスの大学院では修士号は1年間、博士号は3年間で取得できます。

大学院では専門分野だけでなく、授業のスタイルとそれに伴う学位も細かく分かれています。自分が勉強したい分野を絞りつつ、自分が学びたいスタイルも選べることが魅力です。

大学院へは学士課程からそのまま進学する方法と、Pre-Master(大学院準備コース)を受講してから進学する方法があります。英語力や取得済みの学位などで入学条件を満たしていない場合は、Pre-Masterを受講してから進学するのが一般的です。
こんな方におすすめ
  • 英語で専門分野を極めたい方
  • 専攻や勉強方法を細かく選びたい方
  • 修士課程を短期間で卒業したい方
入学条件
  • 専攻したい分野の学位を保持
  • 専攻したい分野に関連した職業経験(専攻による)
  • IELTS 6.5~7.0
取得できる学位
  • Master’s Degree
  • MBA
  • PhD/doctorate
  • Postgraduate Diploma
  • 特定の仕事必要な専門資格や職業資格

Master’s Degreeには講義が中心のTaught Master’s Degreeと、研究が中心のResearch Master’s Degreeの2種類があります。

Taught Master’s Degreeは授業を受けて課題を提出する勉強方法がメインです。授業は受講型(Lecture)と実践型(Tutorial)に分かれます。

Research Masterは研究や論文の調査を通し、自分の研究結果を発表する勉強方法がメインです。学位はMaster of Research(MRes)となり、取得に1年以上かかる場合もあります。

またMaster’s Degreeには、Master of Arts(MA)やMaster of Science (MSc)、Master of Business Administration(MBA)などの種類もあります。

ファウンデーションコース

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日本の高校を卒業してからイギリスの大学へ進学する場合は、約1年間のファウンデーションコース(大学進学準備コース)を受講するのが一般的です。

イギリスでは、日本の大学で履修する一般教養が高校の課程に含まれます。ファウンデーションコースでは入学基準に足りない一般教養科目の単位を補えるほか、アカデミック英語や英語でのエッセイの書き方、ディスカッションの仕方など、大学で学ぶためのスキルも学べます。

ファウンデーションコースは、希望の専攻分野に合わせたコースを受講しなければなりません。選ぶ際は内容をしっかり確認しましょう。

またコースの提供元により進学できる大学が異なるため、修了後の進路のオプションも重要です。INTOやStudy Groupなど外部組織によるコースでは、複数の大学へ進学できます。一方で大学が直接開講しているコースは、その大学へ進学するのが基本です。
こんな方におすすめ
  • 日本の高校を卒業後に、イギリスの大学へ進学したい方
  • イギリスの大学入学資格を満たしていない方
  • 英語力が不足している方
  • 英語で専門分野を学ぶためのスキルを身につけたい方
入学条件
  • IELTSスコア4.5以上(または同等の英語レベル)
  • 高校卒業

英語力がファウンデーションコースの入学条件に満たない方は、大学が提携する語学学校や大学付属のコースで英語(ESL)を勉強してから進学します。

進学方法・教育制度

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日本の高校から進学

日本の高校を卒業してから大学へ進学する場合、ファウンデーションコースを受講してからの進学が一般的です。

ファウンデーションコースでは入学条件に足りない単位を補うほか、大学で英語を使って学ぶためのスキルを身につけられます。またコース修了時の成績は、大学の合否判定に影響します。

ファウンデーションコースの期間は約1年間です。そのためイギリスでの大学留学の期間は、ファウンデーションコースを含めた4年間となります。

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日本の大学から編入

日本の大学の1年次を終了後、または短期大学を卒業後は、イギリスの大学への直接編入が可能です。

英語力や大学での勉強に不安がある方は、International Diploma ProgrammeやInternational Year One(大学編入準備コース)を受講してからの編入もできます。英語力のみが足りない場合は、大学指定の英語コースの受講を含む「条件付き入学」も視野に入れられます。

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現地校(私立のボーディングスクール)から進学

現地の高校生の場合は、国が実施している統一試験であるGCSEとGCE-Aレベルの成績、面接で大学の合否判定が行われます。

GCSEは中等教育修了の認定として、GCE-Aレベルは日本の大学で学ぶ一般教養の成績を測るものとして受験します。現地校を卒業してこれらの試験を受験している場合、ファウンデーションコースの受講は不要です。

滞在方法

学生寮

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多くの大学では、学校が学生寮を運営しています。寮では学校からの生活サポートが受けられるため、大学の1年目は学生寮に滞在すると安心です。

メリット

  • 学校の敷地内や近くにある寮が多い
  • すでに生活環境が整っている(家具などが備え付け)
  • セキュリティーが整っているところが多い
  • 学校の友達を作りやすい
  • 食事が提供されるところがある
  • 掃除をしてくれるところがある

デメリット

  • 部屋やルームメイトを選べない
  • バスルームやキッチンが共用
  • 門限などルールが定められている場合がある

ハウス・フラットシェア

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大学の2年目以降の滞在方法は、ひとつの物件を友達などとシェアするハウスシェア・フラットシェアが一般的です。

メリット

  • 住む場所を選べる
  • 入居前に下見ができる
  • 気心が知れている人とシェアする場合、生活がしやすい
  • 学校以外の人間関係が作れる
  • ルームシェアでは家賃が低く抑えられる
  • 寮と比べるとハウスルールが緩い

デメリット

  • 学校からのサポートが受けられない
  • 契約の際に大家と直接交渉しなければならない
  • トラブルを自力で解決しなければならない
  • 家具などがついていない場合、初期費用がかかる

一人暮らしという選択肢もありますが、家賃が非常に高くなります。またロンドンの家賃は高いので、家賃を節約する場合は郊外の物件に滞在するのがおすすめです。


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